本日は、私の誕生日でした。
この歳になると、特段めでたいことはありませんが、たくさんの方から祝っていただけるのは本当にありがたい事です。スタッフからは、大きなお菓子をたくさんいただきました!
家に帰ると、早速息子に奪われましたが(笑)
本日は、私の誕生日でした。
この歳になると、特段めでたいことはありませんが、たくさんの方から祝っていただけるのは本当にありがたい事です。久しぶりのブログとなりました。
何もなかった訳ではなく、むしろ色々な事があり過ぎてバタバタしており、頭の中の整理もつかず、ブログを書く暇がありませんでした(言い訳)。
まぁ、肩肘張らず、思いついたときに書くと言うことでしたので・・・。
先日、ネットのニュースで、ある芸能人が、歯科医院で、妊娠中と伝えていたのにレントゲン撮影をされ、麻酔を使われそうになり、妊婦ということを考慮してくれなかったため、通院するのが不安になったとの記事を見かけました。
もちろん妊娠中は、胎児への影響を考え、レントゲン撮影や、麻酔、お薬の服用は、したくないと考えるのが普通です。
しかし、大きな虫歯があって痛みが出たら?
歯周病が進み、炎症が強く腫れてしまったら?
それらを我慢することのほうが、よっぽど胎児に影響を及ぼすと考えられます。
今回のケースは、実際どれくらいの虫歯だったのか、妊娠何週目だったのか、その歯科医院でどのような説明を受けたのかはわかりませんが、妊娠中に、レントゲンを撮って、麻酔をする歯医者は信用ならない、という風にとられかねない記事になっているのが少し気になりました。
歯科のレントゲンの放射線量は、100枚撮影してたとしても、日本で1年間に浴びる自然放射線量に満たないような量です。
(お口の中全体を撮影するパノラマや、3Dで撮影するCTは、もう少し被曝量は多いですが。)
1枚のレントゲンを撮るのに、防護エプロンを着用し、撮影するのは口の中だと考えると、胎児への影響に関して、ほぼ無視していい程度の被曝量だと考えられます。
そして、レントゲンを撮ることにより、正確な診断ができ、治療も精密に進められます。
麻酔に関しても、安定期(5ヶ月~7ヶ月)であれば、使用しても問題ありません。
しかし、レントゲンも、麻酔も、お薬も、できるだけ最小限に、必要がなければ使用しないに越したことはありません。
その辺はやはり、虫歯や、歯周病の重症度によるものだと思います。
そういったリスクをお話して、治療するかどうかは、患者さんに決めてもらうことになります。
決して無理強いするようなことはありません。
妊娠中はホルモンバランスが変化し、お口の中の環境も変化します。
歯周病も悪化しやすいですし、重度になればなるほど、早産のリスクが高まるとの報告もあります。
基本的には、妊娠初期、後期の治療は避けたほうが無難であると思います。
妊娠中期であれば、注意は必要ですが、ほとんどの治療は問題なく行うことができます。
妊婦歯科健診を受け、歯周病や、虫歯の指摘を受けた方はもちろんのこと、特に気になることがない方も、妊娠中は、お口の中の環境が悪化しやすい時期ですので、歯科医院の受診をおすすめします。
気になることや、心配なことがありましたら、まずは一度ご相談ください。