2026年1月13日火曜日

その症状、歯ぎしりが原因かもしれません


歯ぎしり・食いしばり、気になっていませんか?


「朝起きると顎がだるい」


「歯がしみる・欠けたことがある」


「頭痛や肩こりがなかなか治らない」


こうした症状、歯ぎしり・食いしばりが関係していることがあります。


無意識のうちに歯を強く噛みしめたり、こすり合わせたりする癖を、ブラキシズム と呼びます。


単なる“癖”と思われがちですが、実は歯や顎だけでなく、全身の不調につながることも少なくありません。歯は、普段は「離れている」のが正常です。


意外に知られていませんが、上下の歯が接触している時間は1日で約20分程度


これは主に「食事」と「会話」の時だけです。


それ以外の時間は、


「唇は閉じていても上下の歯は触れていない」


のが正常な状態です。


テレビを見ている時、スマホやパソコン作業中など、無意識に歯が触れていないか、ぜひ一度意識してみてください。


もし触れていたら、「そっと歯を離す」これだけでも、顎への負担は大きく減ります。


日常でできるセルフケアもとても大切です。


歯ぎしり・食いしばりの対策は、日中の意識と生活習慣の見直しがとても重要です。


・お口まわりをリラックス

顎、こめかみ、首の筋肉を、やさしくマッサージしましょう。

お風呂上がりなど、体が温まっている時がおすすめです。


・姿勢と習慣を見直す

頬杖、うつぶせ寝、猫背は、顎に大きな負担をかけます。


また、ストレス対策として「鼻から吸って、口からゆっくり吐く呼吸」を1日10分ほど取り入れるのも効果的です。


・食事にもひと工夫

顎がつらい時期は、ガムやスルメなど長時間噛み続ける食品は控えめにし、顎の筋肉を休ませてあげましょう。


歯科医院で行う治療:ナイトガード(マウスピース)


セルフケアに加えて、当院ではナイトガード(就寝時用マウスピース)による治療を行っています。


これは、寝ている間の無意識な歯ぎしりから歯や顎を守るための装置です。


ナイトガードの主な効果

  • 歯がすり減る・欠ける・割れるのを防ぐ

  • セラミックや銀歯などの被せ物を守る

  • 顎の関節や筋肉にかかる力を分散する


治療の流れと費用


型取りを行い、装着後は必要に応じて調整します。

通常、数回の通院が必要です。

健康保険が適用され、自己負担は3,000〜6,000円程度(3割負担の場合)が目安です。

市販のマウスピースはおすすめできません。

スポーツ用や簡易的な市販マウスピースは、厚みや噛み合わせが合わず、かえって噛みしめを強くしてしまうことがあります。

ナイトガードは「歯の代わりに削れる消耗品」です。

定期的なチェックと調整がとても重要なため、必ず歯科医院で作製・管理しましょう。

ナイトガードは「守るための装置」です。

ナイトガードは、車で言えば バンパーラグビーで言えば ヘッドギア のような存在です。

歯ぎしりそのものを完全に止めることは難しくても、歯や顎が大きなダメージを受けるのを防ぐ役割を果たします。

日中のケア+夜間の装置、この両輪が大切です。

歯ぎしり・食いしばりの対策は、

✔ 日中のセルフケア
✔ 夜間のナイトガード

この2つを組み合わせることが重要です。


「もしかして…?」と思われた方は、お気軽にご相談ください。


お口の状態に合わせて、無理のない方法をご提案いたします。






2026年1月1日木曜日

2026年も地域の皆さまに寄り添った診療を




あけましておめでとうございます。


新しい一年が始まりました。


昨年は、物価の上昇や医療を取り巻く環境の変化など、日常生活の中で「これまでと同じ感覚ではいかない」と感じる場面が多い一年だったように思います。


医療費についても、将来への不安を感じている方は少なくないのではないでしょうか。


そのような中で、歯科医療において改めて大切だと感じるのが予防です。


お口のトラブルは、症状が出てから治療を行うよりも、日頃から状態を確認し、早めに対応することで、結果的に通院回数や治療期間、費用の負担を抑えられることが多くあります。


当院では、治療そのものだけでなく、治療後のお口の状態をできるだけ良い形で維持することを大切にしています。


定期的な検診やメンテナンスを通じて、大きな処置が必要になる前に小さな変化に気づけるよう、地域の歯科医院としてサポートしていきたいと考えています。


歯科医院は、「痛くなってから行く場所」という印象がまだ強いかもしれません。


しかし、これからの時代は、「問題が起きないように通う場所」としての役割が、ますます重要になっていくと感じています。


本年も、スタッフ一同、この地域で暮らす皆さまに寄り添いながら、ひとりひとりに合った診療と、続けやすい予防のかたちを提案してまいります。


お口のことで気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。


皆さまにとって、健やかで穏やかな一年となりますように。


本年もどうぞよろしくお願いいたします。