2018年9月21日金曜日

口腔ケアの重要性

歯科治療が全身の健康に寄与するということは、最近色々なところで取り上げられ、皆さんもご存知かと思います。


つい先日、読んだ雑誌の中に、認知症専門外来の脳神経内科の先生が、歯科用のチェアを導入し、認知症の患者さんに対し、歯科衛生士による口腔ケアを行なっているという記事がありました。

口腔ケアを継続することによって、うがいができなかった方が、上手にうがいができるようになったり、

食べるのにすごく時間のかかっていた方が、短時間で食べられるようになったり、

食欲がなく、あまり食べられなかった方の食欲が回復して、食事量が増えたり、

ほとんど喋らなかった方が、お喋りするようになったり、

様々な効果が確認されているようです。

やはり、お口の中を清潔に保つというのは、全身の健康に直結しているのだと思います。

そして、当院にも嬉しい報告がありました。

訪問診療を行なっている患者様。

入れ歯が無く、ミキサー食しか食べられなかった方なのですが、新しい入れ歯を作ってから、食欲も回復し、体重も体力も増加し、お元気になられたとのことでした。

ケアーマネージャーさんからも、要介護5から要介護2に改善したとのご連絡をいただきました。

口から安全に、美味しく食べる手助けができ、本当によかったと感じています。

現在も、入れ歯の定期管理と、口腔ケアを継続していますが、初めてお会いした時と比べ、顔もふっくらされて、座っている姿も以前よりしっかりしているように感じられました。

お口の中に特に痛みがなくても、問題があることは多々あります。

通院が困難な方は、訪問診療をしている歯科医院に依頼して、一度チェックしてもらうことをオススメします!!



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